「読書したいけど続かない」「読書をはじめてもすぐに飽きてやめてしまう」「読書は好きなんだけど、忙しくて読むひまがない」
こんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。
実は私も以前、同じような悩みを抱えていました。
本屋さんに行くたびに魅力的な本がたくさんあり、気になるものもたくさんあるのに、 なかなか読書に踏み切れず、 読書には興味があるけど実際に読む気にはなれず、 読めない、 読書が苦手でした。
実際、子どもの頃から読書の習慣がなく、社会人になっても10年以上も本を読まずに過ごしていました。
しかし、私が1ヶ月に10冊以上の本を読むようになった方法があります。
それは「耳を使うこと」です。
読書は全身を本に集中して他のことを排除して読む、という意識がありましたが、 実はそうではないんです。 耳を使うことで読書効率が飛躍的に向上するのです。
この記事では、「聴く読書」と呼ばれる、耳を使った読書について詳しく解説します。
- なぜ読書ができないのか
- 読書が苦手な人でもできる「聴く読書」の方法
- 忙しい人が効果的に読書するためのヒント
- 私が実践している「聴く読書」の使い方
この記事を読めば、読書に苦手意識を持つ人や忙しくて読書ができないという人でも、たくさんの本を読むことができるようになるでしょう。
コンテンツ
なぜ読書ができないのか
「読書って苦手」
「読書って疲れる」
「読書したいんだけどすぐに飽きる」
「読書するひまがなくなった」
そんな悩みを抱える方々はなぜ読書ができないのでしょうか。
文化庁の調査によれば、全体の46.3%もの人々が月に1冊も本を読まないと報告しており、ほぼ半数が本を読まない状況です。 読書をしない人が多いことが明らかです。
さらに、同調査では、「読書量は以前に比べて増えているか、減っているか」という質問も行われました。 その結果、67.3%の人が読書量が減っていると回答し、読書量が増えていると答えた人はわずか7.1%に過ぎませんでした。
また、読書量については、60.4%の人が自分の読書量を増やしたいと考えていることも分かっています。つまり、多くの人々が読書の良さや重要性は理解しているものの、実際に読書に取り組むことができていないのが現状です。 (文化庁「平成30年度「国語に対する世論調査」」より)
それでは、なぜ読書ができないのでしょうか。
以下のような理由が考えられます。
- 読書する理由がわからない
- 読書する時間がない
- 集中力が続かない
- 読書よりも漫画や動画の方が面白いと思ってしまう
- 読書が難しく感じる
読書自体に苦手意識を感じてしまうと読書からどんどん遠ざかってしまいます。
まずは読書をする理由、必要性を知る必要があります。
読書をする理由は自己成長
読書をする理由はさまざまです。
- 知識を学ぶ: 読書は知識の源です。さまざまな分野やテーマの本を読むことで、新しい知識や情報を得ることができます。知識は自己成長や仕事において重要な要素です。
- 教養を学ぶ: 読書は教養を深める手段です。文学作品や歴史書、哲学の名著などを通じて、人間の知恵や文化に触れることができます。教養は人間性や社会的なコミュニケーションにおいても重要です。
- 想像力を高める: 読書は想像力を刺激します。小説や物語の世界に没頭することで、豊かなイメージや感性を養うことができます。想像力は問題解決や創造性の源となります。
- 情態共感を深める: 読書は他人の視点や感情に触れる機会です。小説や自伝などを通じて、登場人物の経験や感情に共感し、人間の多様性や共通性を理解することができます。これにより、他者とのつながりやコミュニケーション能力が向上します。
- 視野の拡大と思考力の向上: 読書は新たな視点や考え方に触れる機会です。さまざまなジャンルや著者の本を読むことで、自分の知識や視野を広げることができます。さらに、本の内容を考えたり批評することで、自分の思考力や論理的な思考力を養うことができます。
- インスピレーションや創造性の刺激: 読書は創造性を高めるための源泉です。他の人の作品やアイデアに触れることで、自分自身の創造性やアイデアの芽を育てることができます。また、作家や思想家の考え方に触れることで、新たなインスピレーションを得ることもできます。
- ストレス解消やリラックス: 読書はストレス解消やリラックスの手段としても効果的です。自分の現実世界から離れ、本の世界に没頭することで心を癒し、心地よい時間を過ごすことができます。
世界的に見ても、成功者たちは読書の習慣を持つことが多いです。彼らは知識や教養を深めるために積極的に本を読み、自己成長を図っています。
本は人類が生きてきた経験や知恵の結晶です。それらの本には、先人たちの学びや洞察が凝縮されています。ですから、本を読むことは、何百年もの学びを凝縮した時間となり得るのです。
読書は、自分自身の可能性を広げ、知識や教養を養い、想像力を豊かにするための鍵です。オーディオブックを利用して忙しいビジネスパーソンでも月に10冊以上の本を楽しむ方法を紹介します。
読書する時間がない
多くの人が「読書する時間がない」と感じています。
実際、時間不足が読書の障害となる一因とされています。
仕事の多忙さや子育てに追われているため、時間がないと感じるのは当然ですよね。
私も以前は同じように考えていましたが、しかし、実はそれは正確な評価ではありませんでした。
実は、私たちの一日には無数の「すきま時間」が存在しているのです。
朝起きてから出勤するまでの時間、通勤時間、仕事の合間の休憩時間、仕事終わりから帰宅までの時間、帰宅後の就寝までの時間など、探してみればこんなにもすきま時間があることがわかります。
そして、読書の素晴らしいところは、必ずしも30分以上や1時間以上の長時間を要する必要がないということです。
たった10分でも読書を楽しむことができます。ちょっとしたすきま時間があれば手軽に読書ができるのです。
こちらの記事も参考になるかもしれません。
【忙しくても絶対できる!】すきま時間勉強の極意【こうして私は1日4時間超の勉強時間を生み出した】
すきま時間を上手に活用することで、忙しいビジネスパーソンでも月に10冊の本を読むことができます。オーディオブックを活用して、充実した読書ライフを送りましょう。
読書が難しいならオーディオブックの出番。
読書は難しいと感じる人や、動画などのエンターテインメントに魅力を感じる人もいます。
実は、そんな方々にとっても読書はアクセスしやすいものなのです。
なぜなら、読書は自由な活動であり、自分が興味を持ったものを選んで読めば良いからです。
読書に限らず、他の娯楽が面白いと思うのなら、そちらに時間を費やすことも悪いことではありません。
読書は、自分の好きなジャンルやテーマに関連する本を選ぶことができ、その自由さが魅力のひとつです。
しかし、興味がある本であっても、漢字や表現が難しくて読みづらい場合もありますよね。
そんな時に活用できるのが、聴く読書です。
聴く読書は、耳にイヤホンを装着し、音声を聴くだけで楽しめる方法です。
本を読む際に感じる抵抗感も少なくなります。
分厚い本の見た目や、ページいっぱいに広がる文字に圧倒される心配もありません。
聴く読書なら、文字に目を疲れさせることもありません。
さらに、通勤時間や家事の合間、休憩時間など、日常の「すきま時間」に聴くことができます。
聴く読書を活用することで、忙しいビジネスパーソンでも積極的に本を楽しむことができるのです。
オーディオブックを活用して、忙しさを克服し、月に10冊の本を楽しむ方法を解説していきます。
読書が苦手な人でも気軽に楽しめる、聴く読書の魅力
読書が苦手な人にとって、本を朗読してくれるオーディオブックは救世主です。
読書には次のような問題点があります。
- 両手がふさがる
- 目が疲れるし、肩が凝る
- 他のことと同時にできない
- 本は結構高価
しかし、聴く読書はこれらの問題を一挙に解決してくれます。
必要なのはスマホとイヤホンだけ。
聴く読書ならば、両手が自由になり、目を使わずに肩も凝りません。 単純な作業なら同時に行えますし、月額料金で読み放題のサービスもあります(サービスによる)。
これは最高ですね!
私はマルチタスクが得意(実際にはマルチタスクはできないと最近の研究でわかっていますが、私はそう信じています)な性格で、一つのことに集中すると他のことができないと時間の無駄に感じてしまいます。 そのため、本を読むことが優先順位が下がり、なかなか読書に時間を割けませんでした。
しかし、聴く読書は他の簡単な作業と同時に行えるため、私は洗濯や食器洗い、家事をするときに必ず聴く読書を実践しています。
何よりも、両手が自由で情報が頭に入ってくるのは素晴らしいです。 開放感がたまりません。
さらに、月に1冊分程度の料金で読み放題というのも魅力的です(サービスによります)。
日本最大級のオーディオブックサービスであるAudibleについて詳しくまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。
【改善?改悪?】Audibleが定額制へ!3ヶ月使ってみた感想【結果、最高です!】
忙しい人におすすめ!聴く読書の活用方法
忙しいビジネスパーソンの皆さん、時間がないからといって読書を諦める必要はありませんよ。
忙しい人に最適な読書方法として、聴く読書をおすすめします。
なぜなら、スマホとイヤホンさえあればいつでも読書ができるからです。
常にイヤホンを持ち歩いておき、ちょっとした空き時間に聴くことができます。
続きから再生することもできるので、手間もかかりません。
通勤時間に聴くも良し、食事中に聴くも良し、
聴く時間も自由に選べるので、自分のライフスタイルに合わせて読書を楽しんでみましょう。
私も最初は通勤中だけ聴いていましたが、徐々にハマってしまい、 「10分空いた!ちょっと聴こう!」という気持ちになってしまいました。
私の聴く読書、実践方法
私は日々のすきま時間を有効活用して勉強していますが、その中でも聴く読書は重要な要素です。
具体的なタイムスケジュールはこちらをご参考にしてください。
(【忙しくても絶対できる!】すきま時間勉強の極意【こうして私は1日4時間超の勉強時間を生み出した】)
朝起きてから約30分のウォーキングの時間に、聴く読書を組み合わせています。
通勤時間も約30分×往復分ありますので、その時間を聴く読書に充てています。
昼休みは昼食後30分間、聴く読書をします。
これだけで聴く読書の時間は2時間ほどになります。
毎日2時間の読書時間が確保できれば、かなりの量を読み進めることができます。
さらに、ほとんどのオーディオブックには倍速機能がありますので、私は通常の速度の2.0〜2.5倍程度で聴いています。
この方法で毎日実質4時間以上も読書できるのです! 今まで有効活用されていなかった通勤時間などが、4時間以上の読書時間に変わってしまいました。
驚くべきことですね。
聴く読書、本当に素晴らしいです。
ぜひ一度経験してみてください。
あなたもすきま時間を利用して、読書の時間を増やすことができるでしょう。
聴く読書の注意点
聴く読書にはいくつか注意点があります。
まず、聴く読書が合わない人もいること。
オーディオブックが苦手だと感じる人もいます。
もちろん、試してみないと本当に苦手かどうかはわかりませんが、 私の知人の中には読書が大好きでもオーディオブックは苦手という人もいます。
自分には合わないナレーターに注意
オーディオブックサービスでは、プロのナレーターが本を朗読してくれますが、ナレーターには個々の個性やクセがあります。
自分に合わないナレーターを選んでしまうと、聴くことが苦痛になることもあります。
実際にオーディオブックでは、本の内容だけでなく、ナレーターの評価も重視されています。
一部のオーディオブックサービスでは、ユーザーがナレーターに対してレビューを投稿することもできます。
適切なナレーターを選ぶことで、より楽しい聴書体験を得ることができます。
聴く読書に向いていない本の例
聴く読書には向いていない本も存在します。
例えば、絵や図表の多い本は音声だけでは表現しきれないため、聴く読書には適していません。
情報を視覚的に理解する必要がある場合や、絵が重要な要素である場合は、紙の本や電子書籍の方が適しています。
また、登場人物が多く複雑な関係性を持つ小説なども、聴く際にはストレスを感じることがあります。
特に、セリフが多く続く場面では、読み手の負担になることがあります。
ただし、大抵の本は聴くことができますので、心配する必要はありません。
自分の好みや聴く環境に合わせて、適切な本を選ぶことが大切です。
より充実した聴書体験を求めるなら、適したジャンルや内容の本を選ぶことをおすすめします。
まとめ
聴く読書について解説しました。
- 読書ができていない理由は忙しい、時間がないが多い
- 聴く読書はイヤホンで聴くだけなので、色んな作業中でもできる
- 聴く読書ですきま時間を有効活用すれば読書ができる!
オーディオブックを利用すれば、
今まで使えていなかったすきま時間を有効活用し、
毎日安定して読書時間を作り出すことができます!
ぜひあなたも聴く読書経験して、読書を習慣にしてみてください!