【学会発表したいけどネタがない】あなたが研究できない理由【研究は業務改善のためにする】

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「そろそろ学会発表しないとなー」

「上司から学会発表しろって言われたけどネタがないよー」

「学会発表してみたいけどうちには新しい装置とかしばらく入ってないし…」

学会発表したい、しないといけない、
でもなかなかネタが思い浮かばない。
そんな人は多いと思います。

しかし、研究する目的、理由を明確にすれば、
研究ネタがない、なんてことはあり得ないのです。

筆者は、大学4年の時に初の学会発表以来、
大学院生の時は毎年全国の学会で発表、国際学会でも発表し、
社会人としても10年以上全国規模の学会発表を毎年1回以上行っており、
自分以外の同僚にも演題を提供して、共同研究者としても毎年数題の発表をおこなっています。

研究が好き、というのももちろんありますが、
それよりも、研究をするためのマインドを持っている、
というのが継続的に研究発表を行えている要因だと考えられます。

発表のために、研究のために、
というマインドでは難しいです。

それよりも、自分達の業務をより良くするためには
何を変えれば良いのかを考えるべきです。
そして、それを具体的に変えていくことが研究そのものなのです。

考え方を少し変えるだけで、
研究すべき内容は手が追いつかないくらい出てきます。

ぜひ、このページを読んで、
本当に業務を改善できる研究をしていただきたいと思います。

このページでわかること
  • 研究できない理由
  • 研究ネタの探し方
  • 研究→業務につなげよう

研究ができない理由【0→1は難しい】

「学会発表しなきゃいけないけどネタがないよー!」

「学会発表したいけどうちには最新の装置とかないし、無理。」

「学会発表なんて大学病院とか大規模病院だけすればいいじゃん。」

なんて思っている人は多いかも知れません。

しかし、学会発表をするためには、
特別なものは何も必要ありません。

「ネタ探し」なんて、よく聞く言葉ですが、
研究しようと思ってネタを絞り出せる人はそう多くはありません。

そうではないのです。
方向が逆なのです。

研究 → ネタ探し
ではなく、
ネタがあった → 研究
でなくてはなりません。

何の世界でもそうですが、
何もないところからアイデアを生み出す、
0→1こそ一番難しいのです。

いざという時にネタを探すのではなく、
常に研究が必要なことを考えておくマインドが必要です。

日々の業務こそ研究のネタ【小さな改善=研究】

研究ネタを0から作り出すのは難しいです。

しかしながら、実際の業務においては、
「このプロセス、ムダだなー」
「これを使えばもっと業務改善できるんじゃ?」
「この機能使ったことなかったけど、使えそうじゃない!?」
ということはわりと多くないですか?

この小さな改善を実践し、
改善の理由を明らかにすることは、
そのまま研究であると言えます。

研究とは考えること

そもそも、研究とはどういうものでしょうか。

「物事を深く考えたり、詳しく調べたりして、真理、理論、事実などを明らかにすること。」
と辞書では説明されています。

何かを考えて、改善することはまさに研究と言えます。

例えば、
いつもの通勤路と違う道を見つけた。
どっちが近い?
どっちが早い?
調べてみよう!

これはもう研究なんですね。
その研究が与えるインパクトとしてほぼ自分にしか影響を与えない、
ということ以外は何も問題ない、
立派な研究ということです。

放射線技師であれば、
膝のレントゲン、側面を撮影するといつも再撮影になってしまう。(背景)
文献で、今とは違うポジショニング法を見つけたから試してみよう。(目的)
前よりも合いやすい傾向!(結果)
何でかな?(考察)
という感じでしょうか。

実際の研究発表には新規性(これまでの発表と違うこと、新しい研究であること)が求められるため、この例を発表できるかはさておき、
研究の型としてはとてもまとまったものです。

本当にささいなことでも研究としての体を成すので、
日々の業務の中で感じたこと、気づき、チャレンジ、改善を、
日頃から、研究的なマインドで見てほしいと思います。

研究が業務を改善する

研究の成果が業務を改善する、これが本当のゴールです。

研究を発表した!あー終わったー!
ではありません。

研究の目的が業務の改善であったということは、
研究のゴールは業務の改善でなくてはいけません。

研究の成果を自施設、自分の業務マニュアルに入れ込むことをゴールにしましょう。

コツコツと積み重ねていけば、
数年後には職場が劇的に改善しているはずです。

まとめ

研究ができない理由について解説しました。

今回のまとめ
  • 研究のハードルを上げない
  • 何もないところから研究ネタは生まれない
  • 日頃から改善を意識していれば研究すべきことは溢れ出てくる
  • 研究の成果を業務改善にちゃんとつなげる

研究がなかなかできない理由の一つに、
研究というものを大げさに考えすぎていることが挙げられます。

研究を難しく考えすぎず、
業務を少しだけ改善できる可能性があるもの、
と考えて、常にアンテナをはって仕事しましょう。

必ず研究につながる、
というより研究をすべきことが見つかりますから。

では、楽しい研究ライフをお過ごしください!

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ありんこ
国立大学卒、大学院まで進み学び倒した放射線技師です。 働き出してはや10年超え、毎日コツコツ学び続けています。 放射線技師についていろんな人に知ってもらいたい! 長年学んできた勉強のしかたについて伝えたい!! 実際の経験とエビデンスをもとに 本当に良い学びや、 放射線技師、一般の方にも知って欲しいこと について発信していきます。